なくそう血統書とかいうものを。悲劇は始まりだよ。
血統書付きのペットを買うという行為が大嫌いです。
決して血統書のニャンコが嫌いという意味ではありません。
そういうペットを買うという行為が嫌いです。
欲しがる人がいるから、作る人がいてそれを売る人がいる。
資本主義そのままで、これ自体はよくあることですが、
血統書のニャンコは、短命で、遺伝病による終末を迎えることが多いのです。
それは、かなり壮絶なものになります。
ガンはもとより、心臓病で、血栓を誘発し、それが筋肉に詰まって最後はカリウムショックという事態にも出会ったことがあります。これは、体中が何時間にもわたって、震えます。
安楽死を考えている間に亡くなるので、苦しむだけ苦しんでということになります。
血統書正しく、みため麗し、毛並みは豊かで、数十万円のニャンコですが、
明らかに近親交配のしすぎで、5歳すぎから、心臓に問題があり、寿命はまっとうできないと言われていたようです。
最後の時は、次、生まれてくる時は、雑種でいいから、体だけは丈夫な猫に生まれてこいよと、涙ながらに見送るしかなかったこと、今でも覚えています。
しかし、なんで、こんなことが起こり得るのでしょう。
正直、先進国と言われる国々で血統書を信仰しているは、もはや日本と数カ国のみと言っても過言じゃないです。
アメリカでは、血統書によるペットの選定を行っている人は、レイシスト(差別主義者)とのレッテルを貼られるそうです。
価値や見た目やステータスのために、こんな命を弄ぶような行為は絶対にやめるべきです。
雑種でいいじゃないですか。
殺処分寸前の猫を救ってあげる方が、どんなに価値があるか。
血統書のペットを生産するブリーダーや、それを販売するペットショップが、いけないとは、全く思いません。
それを買い求める人間が悪なのです。
悲劇の後になって、そんなことになっているなんて、知らなかったなんて、言い訳、誰も、聞かないですよ。
命あるものを、手にするということ、なめるんじゃない、と言いたい。